にしよう日記

第111回生活発表会


 第111回「生活発表会」がウィルホールで開催されました。
 園児たちは、日頃の躾・態度教育、音感教育や歌唱指導、心身統一やお遊戯・舞踊の練習の成果を十分に発揮しました。オープニングは、全園児たちによる合唱『希望の歌~交響曲第九番~』。ドイツ語の歌詞もしっかりと覚え、11月の110周年の時よりレベルアップした歌唱で会場の人々を魅了しました。
 幼稚園最後の発表会になるききょう(年長)組の二部合唱と斉唱は、今回のテーマ『令和の時代に 美しいハーモニーを』のように美しいハーモニーが会場に響きました。
 ききょうの舞踊では、男子は袴姿で扇子を持って勇ましく『心の空』『有超天シューター』を凛々しく踊りました。特に一人ひとりがダイナミックに側転する場面では、何度も大きな歓声と感動が会場に沸き起こりました。
 女子は艶やかな着物姿で『あなたがここにいて抱きしめることができるなら』『Smile君は一人じゃない』を優雅に踊り、会場が華やかで温かな雰囲気に包まれました。ふだんは元気な女の子たちも、着物を着て踊る姿は、みんなおしとやかな大和撫子。桜や藤の枝を持つ撫子たちの踊りに春の訪れを感じました。
 男子の勇壮な舞踊、女子の華やかな舞踊に会場の皆さんも大いに感動の涙を流していました。

 他の学年の園児たちも、歌や器楽合奏、お遊戯を一生懸命披露しました。子どもたちのきれいな歌声と鍵盤のメロディー、そして「会場の皆さんに感激・感動していただこう」という気持ちと態度が、会場の皆さんに「感動」を届けることができたと思います。
 子どもたちは、大きなステージで大勢の人たちの前で発表したという貴重な経験によって一回りも二回りも成長したようで嬉しく思います。そのような園児たちの発表を涙ながらにご覧になっている姿を見て、こちらも目頭が熱くなりました。
 一年間の教育・保育の総括にあたる「生活発表会」も無事終えることができましたのも、保護者やご家族の皆様はじめ、本当にたくさんの方々のお支えのお陰と心より感謝申し上げます。誠にありがとうござました。